注文住宅を建てる場合、土地の購入も検討しなければならない場合も多くあると思います。ただ、土地の購入は失敗すると生活利便性に悪影響を与えてしまうため慎重に決断しなければなりません。たとえば、立地条件、騒音、治安などの問題は大きいものです。
こちらでは土地選びを成功させるにはどんなポイントを押さえればよいかご紹介します。
土地選びで実際に動く前に考えておきたいのは、理想の土地を明確にしておくことです。優先順位を決める上でも大切な段階となります。自分の条件をすべて満たす土地はなかなか見つからないものです。妥協しなければならない場合も出てきます。
理想の土地イメージが曖昧なら、優先順位も決められず妥協もできません。その場の思いつきや直感だけに頼ると失敗につながります。土地探しを依頼された業者も、依頼者がどんな土地を求めているか分からなければ困ってしまうことでしょう。
そのため、理想の土地を明確化しておいたほうがよいのです。その上でなにを優先順位の上位にし、何をポイントにすればいいのかご紹介します。
環境は重要です。環境が悪ければ生活利便性だけではなく毎日ストレスを抱えながら生活することになります。治安が悪ければ子どもへの心配事も増えてしまうでしょう。
交通量が多かったり、そばに工場がたくさんあるなら騒音に悩まされる可能性もあります。どんな人が近隣に住んでいるかも大事な要素です。どんな環境かまずはチェックしてみてください。
最寄り駅までのアクセスもチェックしておきましょう。通勤通学はもちろんのことですが、遠方へのお出かけでも利便性が高いかどうかといった所も確認が必要です。自身が希望する土地の最寄り駅の始発や終電、駅までのバス利用なども確認しておきましょう。
家の建設を希望する土地の近くにスーパーやショッピングモール、コンビニエンスストアなどがあるかどうかも重要です。最寄りに買い物ができる場所が1つでもあるかどうかは要チェック。
毎日の買い物に困らない場所に買い物スポットがあるかどうかも、土地探しをする際のポイントとして考慮しておくと良いでしょう。
公共施設が近くにあるかどうかもチェックポイントとなります。役所をはじめ、病院や銀行、郵便局などが遠い距離にあると生活に関する手続きが不便になる恐れがあります。
万が一のことを考えて、生活をするうえで必要な施設だけでも近くにあるかどうかは確認しておいた方が良いでしょう。
将来、資産価値や利便性の高さも考えての土地選びをするなら、再開発の可能性も考えておきたいところです。購入時点では不便でも、再開発で住環境がよくなる可能性もあります。生活利便性が高いエリアになれば商業施設が充実することも出てくるでしょう。土地の資産価値も購入時より遥かに高くなる可能性もあります。
理想の土地をイメージできたら、いよいよ実際に土地探しのスタートです。ただし理想の環境だとしても、土地自体に問題がないかどうかもチェックしなければなりません。土地探しを実際にスタートしたとき、注意したいポイントをご紹介します。
どんな土地でも家を建てられるわけではないため、特性の確認は重要です。住環境以外に建築費用が高くなるケースもあります。たとえば、防火地域や準防火地域は、建物の耐火性能に基準が設けられたエリアです。
耐火性能が必要ですから、建築費用も高くなります。屋根不燃区域などもあります。木密地域は木造住宅密集エリアです。新築や建て替えで、耐火性能など規制強化されている場合があります。この点も不動産仲介業者に確認が必要です。
自分の土地だからといって、どんなデザインの家でも建てられるわけではありません。土地の状態や場所によって大きさや高さに制限があるからです。
建築面積の上限は建ぺい率、延床面積の上限は容積率で決められています。また、高さ、北側斜線に規制があるのです。そのため、理想の家を実現できる土地かどうか、まずは土地の特性や制約を確認しましょう。
土地の形はどうかも重視するポイントのひとつです。区画整理されたような正方形や長方形の土地は家を作りやすい形といわれています。逆にむずかしいとされるのが、三角形などで、頂点部分がムダなスペースになりやすいからです。
ただ、デメリットばかりではありません。三角形や旗竿地のような土地を得意としている住宅メーカーもあります。逆に変形地だからこそさまざまなアイディアが出て家づくりを楽しめるというメリットもあるのです。
道路に面している土地の場合、幅に注意しなければなりません。都市計画区域内では、建築基準法による接道義務という制約が定められているからです。
たとえば、幅員が4m以上の道路に2m以上接した土地でないと家は建てられません。一部区域だと、幅員6m以上が必要な場合もあります。
ただ、道路の幅員が4m未満のところもあります。この場合、道路の中心線から2m位置までセットバック(後退)したラインまで、スペースを空けなければならないと定められているのです。もちろんセットバック部分に建物は建てられません。
参考: SUUMO
地盤の強さも重要視したいポイントです。どんなに耐震性が高い家でも、地盤が弱ければ崩壊を招きます。基礎にひびが入る、液状化現象などにより家が傾いてしまうだけではなく、崩れてしまうリスクが高くなるからです。そのため、土地は強いところを選ばなければなりません。
専門業者に地盤調査を依頼するのはもちろんですが、地盤サポートマップというサイトもあります。地震で揺れやすいかどうか、液状化のリスクなどの目安をチェックできるので活用しましょう。
浸水リスクも確認しましょう。浸水が起きれば家に大ダメージを与えます。また、自分や家族の生命を脅かす危険性があるからです。近くに川がないか、検討している土地は低地ではないか確認してください。
また、市町村役場で過去の浸水履歴もチェックできます。近年非常に多い自然災害による被害予測地図ハザードマップもチェックしたほうがよいでしょう。
隣家と避けたいのは境界線トラブルです。話がこじれると裁判沙汰になりかねません。そのため、土地の四隅に設けられている境界標の有無をチェックしましょう。境界線がずれている場合は測量し、明確にしておけばムダなトラブルを避けられます。
土地探しでは、まず理想の土地イメージを明確にして、ポイントを押さえておきましょう。そうすることで納得できる土地を見つけられるからです。
ただ、たくさんの土地を見て、一見理想に近いと感じてもちょっとした不安要素があって、購入に踏み切れない場合も出てきます。
自分で実際に土地を見ても判断できないなら、土地探しと共に建築も行っている建設会社への相談がおすすめです。プロの意見を聞けるので、正しく判断するための材料になります。
土地探しから対応してくれて、いつ起こるかわからない地震に備えられる耐震等級3を標準仕様とする久喜市の工務店の中から、「趣味・お洒落」「健康」「子育て・家事」という3つのスタイルでおすすめの注文住宅会社を紹介します。
▼スクロールできます▼